「ブッダの智慧で答えます」(Q&A)
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釈迦尊の教え・あなたとの対話 ホームページに寄せられたご質問から
(6) 悟りへの具体的な修行法は?(2001.5月)
Q: 質問よろしくお願いします。 
 こんにちは。サティを中心とした修行をしている会員です。拙いながら様々な行をしてきましたが、サティの瞑想の恐ろしいほどの心理的効果に驚いています。現世を生きる上でこのサティの瞑想はかなりの効果を発揮します。もちろん修行時間も必要であり、私の場合現実的効果を感じるにはかなりの時間を要しました。おそらくこの延長線上に悟りはあるのかもしれません。
 質問ですが、 悟りというものを視野に入れる時、具体的に時間・内容はどのような修行を行うべきでしょうか。なるべく詳しくお答えいただけないでしょうかょうか?

A:
修行者が未経験の、また、理解も出来ない悟りについて困るよりは、具体的に理解できる自分の心にある煩悩(汚れ)を取り除くことに専念するのです。
 悟りというものを視野に入れなくても、sati の実践を続ければ、心が成長していくことは確実です。
 
 「解脱」とは、言葉の範囲で語れるものではありません。
一切の概念の次元を飛び越えることで成立つものです。
 
「悟りとは、このようなものではないか」と、考えたりイメージを作ったりすることは良くないのです。俗世間の思考のレベルで考えたりイメージを作ったりする悟りが、もう一つの妄想概念に過ぎないのです。

 解脱を目指す人が、悟りではなく具体的に自分の心にある汚れを見るのです。
生まれてくる貪瞋痴を、観察するのです。なぜ貪瞋痴が現れるかとその過程も、発見できるようにさらに鋭く観察 (sati ) するのです。
集中力が十分強化してきたところで、全ての現象が瞬間瞬間現れては消えて行くことに気付くのです。
悟りが起きる為の条件が全て揃うまで、根気良く、この気付きの実践を続けるのです。
条件というのは七覚支、五力、などです。
 
 毎日1時間以上歩く実践をして下さい。
坐る冥想実践も、1時間程出来ればありがたいのです。
個人の能力の「差」というものがありますので、皆に同じ時間ということにはなりません。
修行が進まない場合は、ハンディになっている心の状態について、個人的に指導を受ける必要があります。
 
 スマナサーラ
 
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