「ブッダの智慧で答えます」(Q&A)
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釈迦尊の教え・あなたとの対話 ホームページに寄せられたご質問から
(44) 思考の仕方(2002.4月)
Q: ヴィパッサナーは、体の動きと心の動きに常に気づいていく修行であると認識しております。体の動きは客観的な事実として、また心の動きも現実の体の動きと乖離して発生する「妄想」として、気づきを入れていくことが可能です。
 
ただ「考える」こと自体を行動として行っているとき、気づき(ラベリング)はどう入れていくべきなのでしょうか。とくにブレーンストーミングなど「ああでもない、こうでもない」と考えているときは、どこまでが本来考えるべきことで、どこまでが「妄想」として切り捨ててよいものなのか、判断に困ることがあります。
 
また、「考え」に集中しようとしている時に「見た」「〜と思った」等々気づきを入れていくと、「考え」自体が進まない、という問題もあります。
 
これらはどう対処すべきなのでしょうか。修行の基礎的な部分での質問で恐縮ですが、ご教示いただければ幸いです。

A: Brain stormingなどをするとき、やはりあれこれと思考することは仕事にしています。ものごとについてはっきりした判断ができないとき良く使う手段です。たいした結論至らなくて、時間だけ経てしまうのはよくある結果ですが、しょうがないことだとも思います。
 
この場合でも「妄想」は禁物で、無駄な行為です。
考えている真っ最中いかにして、妄想と思考の判断をするのでしょうか。
感情があるときみな張り切って考えたり、話したり、行動したりするのではないでしょうか。
たとえば、楽しくてたまらない、興奮している、腹がたってしょうがないなどの時です。
そのときは良く考えたり、話したりしますが「ろくな」ことを考えてないのです。いわゆる「妄想」しているということになります。
 
ですから、brain stormingの時は、「思考」、「妄想」等のラベリングをするのではなく、感情がでているか、ないかは調べるのです。
欲、怒り、嫉妬、落ち込み、舞い上がり、興奮、負けず嫌いなど感情がでた。それは喋っていることよりも本人がよく分かるはずです。ですから、思考の最中、話している最中感情が表れたら瞬時にその感情を確認するのです。ラベリングするのです。感情が作り出す思考は、有効な思考ではなく、根拠のない妄想です。
 
ですから、妄想と思考とラベリングするのではなく、感情にラベリングするのです。
 
> また、「考え」に集中しようとしている時に「見た」「〜と思った」等々気づきを入れていくと、「考え」自体が進まない、という問題もあります。
>

 
(必要であって、仕事であって)考えている時「見た」「〜と思った」などはしません。感情に厳密に注意してください。うまくいきます。
 
Sumanasara

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