「ブッダの智慧で答えます」(Q&A)
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釈迦尊の教え・あなたとの対話 ホームページに寄せられたご質問から
(71) ・親子関係気圧や体内周期による気分変調など自分の見ている世界をどうかえるか階級について人間関係 依存と義務

 

Q. 親子関係
 
親子関係が非常に悪く、本当に嫌がらせでは無いのですが、ぎりぎりの嫌な事を、母親はしてきます。
それに便乗し兄もです。どうすれば、円滑にいきますか。やはり、のこぎりの話でしょうか。

A.大変ですね。家族皆、互いに仲良く助け合って、心配しあって生活できるならそれは最高に幸せでしょうね。まぁ、ものごとは理想的にはいかないものですから…
ご質問に具体的に答えてみたいのですが、データがたりません。お歳、性別、職業、家族の言い分などは知らないと、観念的な返事しかできません。適当に必要なデータも出して質問するなら、経験豊富な先輩の方々、親切にアドバイスを提案すると思います。
とりあえず、のこぎりの例えに頼って見てください。
苦しみを乗り越える努力を応援しています。


Q:  気圧や体内周期による気分変調 など
 雨が近づいてくると、気分がふさぐ感じがします。
 そういうとき自己観察してみると「なんとなく息が苦しい」「なんだか姿勢が前屈みになっている」。
 原因とまではいかないものの、気分のふさぎとなにか関係があるのでしょうか?(;;)

 月経が近づいてくると、現実と妄想の敷居が低くなって
 いつも以上にするっと妄想に入り、長い時間グダグダと回転してしまいます。
 書類を書くなど、ちょっと集中が必要な作業をしている時、騒音などで簡単に頭が働かなくなり「うるさいな!」と怒ってしまいます。
 「なんとなく体が重い」「お腹に軽い不快感がある」のを感じますがそれと妄想と関係があるのでしょうか?

 そんな事で気分を振り回させている自分が情けないです。
 瞑想でそんなイライラの正体を見抜いて、発火する前に無効にできる方いらっしゃいますか。

A: 
   > 雨が近づいてくると、気分がふさぐ感じがします。
幸福でありますように。よく、御自分のことを観察していらっしゃると思われます。
皆様の家さえも気候により変化しているのです。気づいたことはありませんか?車でもそうでしょう。冬はエンジンをかけて暖めないと進行難しい場合もある。
身体も自然の物体です。このカラダという物体は気候変動に反応する。ココロという機能でその変化に気づくことが出来る。それで、気分は良いや気分が悪いや色々と不平不満を呟く。
肉体という物体の場合は「感覚・こころ」という支配者がいる。文句言うのは「ソイツ」です。問題が起きたらそれを何とかするのは管理人、責任者、支配者の義務・責任なのに、文句だけ言う。
 では、どうすればいい?カラダに依存して良い気分でいることは極力控える。ココロの機能を活発にする。(体調に構わず明るくいることですね。)100%解決しないが、65〜70%まではうまくいくと思います。

  > 月経が近づいてくると、現実と妄想の敷居が低くなって
  > いつも以上にするっと妄想に入り、長い時間グダグダと回転してしまいます。
これはカラダの中で起こる物質的な変化ですね。どうしたこともないが、「こころで感じる」から厄介ですね。「私は何日間気分が悪くなる、感情的になる、いらいら状態に陥る可能性はある」とこころに言い返してあげれば大事に至らず済むと思います。人と話すときも「私は調子が悪くて今はいらいらしやすい状態です」と先に言っておけば周りの協力も得られる。
ご自分はこの状態に良く気づいていらっしゃるから、それだけでもものごとは上手くいくと思います。


Q: 自分の見ている世界をどうかえるか
妻は月に2−3日の休みしかとれず(弁理士)仕事をしています。私は普通のサラリーマン、土日はちゃんと休んでいます。
二人とも両親が高齢になり、わたしの母は要介護状態で週末は介護の手伝いをしています。
 最近妻の母が両足を骨折したこともあり、妻は休みを取らざるを得なくなり、いらいらが募っています。
妻は仕事が忙しすぎることもあり、鬱の波があります。
ひどいときには「死にたい」と口にすることもあります。またいつもイライラしていて、仕事のことが頭から離れないようです。
そして、今は、妻の母に対する怒りの言葉、わたしへの八つ当たりなど、かわいそうなくらい、精神がまいっています。

この様子を見て、わたしも冷静ではいられなくなります。同じようにイライラしてしまいます。
妻へのアドバイス、仕事を止めたらとか、ああしたらこうしたらというのはどうもうまく行かないようです。

自分の心を整えることが解決の近道だと思い、がんばっているつもりなのですが、まだまだです。まだどこか逃げているところがあるのでしょうか。本質を見ることができていないのでしょう。それでも慈悲の瞑想で毎日心を整えるしかないと思っています。
今回りで起きていることが、わたしの本当の心の状態だとも感じています。
少しでも早く状態を変化させる為のアドバイスがあればお願いいたします。

A: ポイントだけ。

  1. 男性だから力あると思います。
    喜んでお母様のお世話も、義理の母のお世話もしてみたら? どちらでも自分にとって母ですよう。最高な功徳になります。功徳だからやってみると意外と疲れません。楽しくなるのです。自分も体力的に、精神的に強くなっていきます。
     
  2. 奥様のこと。
    その方は厳しい社会で大変苦労している。認めてあげてください。褒めてあげて下さい。ストレス、悩み、嫌味あったら、全部自分に言って発散してくださいとーー自分自身を奥様に貸し出して下さい。びっくりする結果になると思います。

 女性は悩みを言うと男は「解決策」をいう。自分が助けているつもり。これは大胆に間違い。外れです。女性は自分の問題を自分で解決する。ただ疲れたから、嫌なことが一杯あったから誰かに言って理解して欲しい。それだけ。
ですから、その日その日の仕事上の悩み・苦しみ・問題などを理解してあげてください。「嫌ですね、そうなんだ!大変だなぁ、それにしてもあなた、すごいじゃないんですか・よく頑張れたもんだ」などの相槌を暗記してでも適切に言ってあげてください。それで終わり。
奥様は奇跡的に元気になります。それから、とにかく、奥様を褒める。評価してあげる、感謝をする。それが男の義務。余計なことはしない。
(ついでに言いますが、女は男を助けるが、男に女を助けることはできません。生命の支配者は雄ではなく雌です)


Q: 階級について
非常に閉鎖的で階級に厳しい世界に生きています。
今どき、と思われるかもしれませんが、生まれや「出」ということが言われ、まったく普通の家庭に生まれ育った私は非常に苦労しています。
若いうちは目立たなかったのですが、だんだん年齢があがり、責任のある仕事を任されるようになってくると、そういったことをとやかく言う人が増えてきました。
 身分や生まれで人を差別するのは馬鹿なこと、と思ってはいますが、そういう世界で育った人たちに言っても無駄ですし、また実際、普通の家庭育ちでは知りえないしきたりや習慣もあり、引け目を感じることも多々あります。
かといってその世界を改革する力など毛頭なく、そこから出て新しい仕事を探すわけにもいかず、悩んでいます。
 本当は人間が作った階級性に人間が苦しめられるなんて、ばかげているとは思うのですが・・・ただ、その階級があるがために、守られているものも、確かにあるのです。
 インドはカースト制の社会でしたが・・・低いほうの階級に生まれた人はどうやって人生に対処していったのでしょう。非常に現世的なことですが、アドバイスをいただけると幸いです。

A: Sutta Nipaataという経典の中でVasala suttaと言う経があります。NO.7です。(Vasala-不可触-outcasteの意味)読んでみて下さい。中村元教授の「仏陀の言葉」は翻訳でしょう。自信はない。この協会の会員でもあり先生の役もなさっている正田大観さんの訳もあります。 http://www.j-theravada.net/sakhi/suttanipata.html#1-7
 階級制度を認めたり、批判したり、悩んだり、またお世話になったりしては、全然だめです。解決できない。
昔も今も、人はどんな概念、どんな差別思考をもっていても、世界は実用主義なのです。行いで全てを決める。最高階級に生まれても能力がなかったら、非道徳的であったらどうする?犯罪をしたら?人の役に立つように、人に批判されないように生きてみるしかないのです。
 又、社会的にお偉い立場でいる方々に適切な敬意をもって接することも、文化人のいきかただから、先生と呼ばれている人を「先生」で、「陛下・閣下」と呼ばれている人々はそのその名前で呼ぶのは常識でしょうし、それなりに決まっている決まりをまもることも常識でしょう。困ることはありません。自分の身分がそれによって低くなることもありません。
自分の身分は低いと悲観的に見ること自体が問題で、とんでもないことです。自慢げに、胸を張って言ってください、私は●●家だと。自分を貶す相手がいるならば、相手に対して「あなたの高貴な家に泥を塗らないで欲しい」と言ってあげたら。

追加:
Sutta NipaataのChap.3(Mahaa vagga)のsutta No.9; Vasettha suttaも読んで頂きたいのです。偈no.599-661です。
差別思考に対して仏陀の答えです。


Q: 人間関係
 会社での人間関係で悩んでいます。上司に怒られてばっかりなのでまいっています。
報告などはしっかりしているのですが、仕事上の指示がうまくのみこめないことが多く、質問もしづらいです。どうしたらよいでしょうか?

 山崎様からの A:
      > 会社での人間関係で悩んでいます。上司に怒られてばっかりなのでまいっています。
      > 報告などはしっかりしているのですが、仕事上の指示がうまくのみこめないことが多く、質問もしづらいです。どうしたらよいでしょうか?

 慈悲の瞑想をしっかり実践されてその上司の方にも慈しみの心を育てるように精進されて(慈悲も心が完成途中でも)
    仕事上の指示がうまくのみこめないこと
    それでもきちんと仕事をやり遂げたいこと
  をきちんと上司の方に伝えて、仕事上の指示をのみこんで、ひとつひとつきちんと仕事をやり遂げるようにされては如何でしょうか。
  確実に仕事をやり遂げてから同じような仕事をする時にそのスピードを上げるようになされば如何でしょうか。
  細かく動作の確認が出来るようになるとその動作を正確にかつそのスピードを上げることが出来るようになる実感が在りますので、ヴィパッサナー実践もお勧めです。

A: 山崎様の最良のお答えに加えたい一言があります。
上司であろうか、友人であろうか、親であろうか何でそんなにも叱られるのを嫌がるでしょうかね。それって、いいことじゃないの?
自分には自分がみえないし、他人なら良く見える。(正しく見えるかないかは置いておきましょう)
叱ってくれるのはありがたい。その通りに改良できれば、良いが、出来なくても心配する必要もありません。叱る相手も完璧ではないからですね。我々は叱られて一人前に、大人になったし、これからも思う存分叱っていただきましょう。
私は、子供に何か言われても、正直に真面目に考えてみる。無視はしません。怒ったりもしません。「餓鬼の癖に」と言ったりするときもあるが、それは冗談で、本当に楽しいのです。良いことをいっているなら認める。
叱られるのは悪くない。


Q: 依存と義務
「November 27, 2005の ヴィパッサナー冥想会でのQ&A」はとても興味深くまた感動しつつ読ませていただきました有難うございました。
佐藤様の苦労をいつも思わせていただいていますが、以下のところについてさらに詳しく知りたいと思い質問させていただきます。
 末尾の「自分のこころをきれいにして幸せになるなら義務は生じない。でも、社会に依存して幸せになっているのなら、幸せになればなるほど、社会に対して義務は生まれるよ。」の箇所の「義務」や「依存」などの中身が良く分かりませんので、全体に誰がどのような行動などを取ることをいわれているのか分かりませんでした。メモなので、分かりにくいところが出るのは、当たり前のことなのですが、かなり大切なことに触れられているようにも思いましたのでよろしくお願いします。

A: 複雑に考えなくても良いと思います。
生まれたばかりの赤ちゃんをそのままほって置いたとしましょう。二日三日で亡くなるでしょう。なぜ、幸福で、すくすくと成長することができるのかと言うと、周りからの協力、助けでしょう。同時に、赤ちゃんの立場から観れば「依存して生きる」ことです。
この法則は人は死ぬまでつづくのです。社会で桁違いに成功した人であろうとも、その分、周りから助けられたということになります。ただ単に、「頑張れ、良かったね、上手だ」などのことばさえも個人にとって大変な助けなのです。(教師に無視されたと登校拒否する子供もいるでしょう。)
こころも身体も依存によって続くものです。「依存」というのは仏教で言う因縁関係です。「因縁」と言われたら真剣に考えてくれないから、あえて「依存」という言葉にしました。
悟りを開いた方々は因縁の輪廻を乗り越えている。生き続く必要はなくなっている。ですから、「助けてくれ、協力してくれ。応援してくれ。でないと私は生きていられない。生き続きたいのだ」という状態はありませんね。
しかし、覚ってもまだ肉体があるからその分社会に頼っている。だから、見返りを期待しない完全無欠の慈しみを衆生に対して実行する。くれるお布施に対して無限大の幸福を与えるようにしている。聖者が、例え説法をしなくても、いるだけで人々の幸福の原因になるのです。


三宝のご加護がありますように
Sumanasara

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