協会からのお知らせ

2019年12月26日

慈経/宝経/吉祥経――初期仏教経典解説シリーズⅣ

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発売日:2019年11月25日
著者:アルボムッレ・スマナサーラ
ISBN:9784865641646
A5判ハードカバー

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テーラワーダ仏教文化で
深く信仰されている
「護経」の真髄を学ぶ

テーラワーダ仏教圏でもっとも親しまれ、絶大なご利益のあるお守り経典(護経)とされる三つの経典を扱った作品です。このうち『宝経(Ratanasuttaṃ)』と『吉祥経(Maṅgalasuttaṃ)』は、過去の協会施本を底本としました。巻頭の『慈経(Mettasuttaṃ)』は、二〇一四年の朝日カルチャーセンター新宿講座の内容をもとにした書き下ろしです。長老の『慈経』逐語解説といえば、ロングセラー『ブッダの「慈しみ」は愛を超える』角川文庫が有名ですが、本書ではより実践(慈悲の瞑想)に重点をおいた注釈が施されています。第三偈まで列挙される十五の性格チェックリストと、瞑想実践による「慈悲の完成」との密接な関わりが明かされる過程はとてもスリリングです。「(三護経を)ただ意味もわからないまま、「ありがたいお経」として拝むだけでは、あまりにも勿体ないことです。法要で一般的に唱えられる護経に限らず、あらゆるパーリ経典は、どれを取り上げても正等覚者たるお釈迦様の真実の言葉であり、正真正銘の護経です。私たちがその内容を学び理解して実践することで初めて、私たちを究極の幸福である涅槃に達するまで確実に守ってくれる「護経」の機能を100%発揮してくれるのです。」(はじめに)このように、もっともポピュラーなパーリ聖典のもっとも奥深い注釈書が日本語で開顕されたことに随喜しつつ、一人でも多くの方に本書が届けられますようにと祈願いたします。(梛)

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